コラボって何よ

先日、フランスに買い付けに行ったときに弓の鑑定の権威、ラファンと色々お話しする機会がありました。そして、常々疑問に思っていた、ぺカットとコラボ、とか、フェティックとコラボの弓って何って聞いてみました。

そして、その恐ろしい返答とは！

ぺカットとかフェティックが外注して、自分のスタンプ押して売ってた弓のことです。だそうです。コラボの正しい意味は、なんと外注。

そして、もう一つある鑑定家の言葉、だれだれのために作った、という場合。これは、私たちでも外注と分かります。

じゃあ、コラボ外注と、だれだれのために作ったの何が違うのよ、とおもいませんか？ラファン氏の定義は、コラボは国内外注、だれだれのために作ったは国外外注だそうです。

今まで、正直知りませんでした。ちなみに、このコラボとだれだれのために作ったの定義はﾗﾌｧﾝの鑑定書や手紙にのみあてはまるものであって、ほかの鑑定家の書いたものには当てはまりません。

いままで、コラボ弓は、ウーシャ親子など実際に合作の弓は扱っていても、こういうぺカットとコラボなどという弓は扱ったことがなかったので気にも留めていませんでしたが、知れば知るほど、鑑定の世界は意味不明な部分もありますね。

鑑定書の記述がだれだれ作、で終わっていない場合、詳しい事実を知りたければ、書いた本人突撃するほかなさそうです。